タイトルタグについて
タイトルタグは、検索エンジンだけではなくユーザーにとってもとても重要なタグになります。ほとんどの検索エンジンがタイトルタグを検索結果に表示させています。このためタイトルタグも検索エンジン対策としてではなく、ユーザーに対しても魅力的な文章を挿入する必要があります。キーワードにタイトルタグを挿入することが重要であることは確かですが、その前にタイトルタグの検索エンジンにおける意味を考えなくてはなりません。
まず、検索エンジンだけを考えるのであれば、
逆にタイトルタグのテキストがユーザーのニーズに答えているのなら、必ずしもランキングが1位ではなくてもクリックされる確率は高くなります。
例えば、新宿でレストランを探している場合に、ユーザーは「レストラン 新宿」と検索したと仮定します。
この時、
1.レストラン情報
2.レストランガイド 関東版
3.新宿駅周辺のレストランガイド
に検索結果が表示されると、
例えランキングが3位でもテキストがユーザーのニーズに答えているため、多数の見込み客を獲得することが出来ます。何故なら新宿のレストランを探しているユーザーは、明確に新宿近辺のレストランを探しているのであって必ずしもレストラン情報の一般的なウェブサイトを探しているわけではないからです。
タイトルタグを設定する際に常に以下の項目を念頭におくことが重要です。
- ユーザーが見てもページのコンテンツが分かるように明確なタイトルタグを設定する
- 検索エンジンも考慮して、タイトルタグに意味のあるキーワードを含ませる
- コンテンツと全く関係ないタイトルタグは例えSEOのためでも挿入しない
単純なSEOの観点からは2番目の項目を満たせば十分ですが、それではSEOの本質を捉えているとは言えません。
SEOは、上位表示させることだけが目的ではなく、検索エンジンに表示されるテキストを利用して、いかにクリック率を上げるかも重要なのです。
メタタグ
メタタグもSEOにとってはとても重要なタグになります。アメリカでは、メタタグを主要なランキングの要素としている検索エンジンも多数存在します。それなのにメタタグが日本であまり重要視されていない理由は、“たまたまGoogleが日本でのシェアを持っており、Googleがメタタグを重要な要素と考えていないから”ということに尽きるのではないでしょうか?
メタタグでSEOに関係してくるタグは2つのみです。
キーワードタグ
<meta name="keywords" content="">
ページにマッチしたキーワードを挿入するのがこのタグです。基本的に挿入できるキーワードの数には制限はありませんが、5~10個程度が一般的です。又、アメリカでは Three words ruleというのがあり、同じキーワードを3回以上繰り返すことは、スパムとして考えられることがあります。
Description タグ
<meta name="description" content="説明文">
ページを説明する紹介文を挿入します。特にYahoo! Search Technologyではdescriptionタグのテキストがそのまま表示されるので、意味のある紹介文の作成が必要になります。
その他にも検索エンジンに関するメタタグはいくつかありますが、SEOにはほとんど効果はありません。
以下のタグはSEOの観点から設定する必要はありません。
<meta name="abstract" content="">
descriptionタグの補足として利用されることがあります。descriptionタグと同じ紹介文を挿入することも多いですが、このタグを利用する検索エンジンはほとんどないので、設定する必要はありません。
<meta name="robots" content="INDEX,FOLLOW">
このページをインデックスさせて、ページ内のリンクを辿らせる。
Robotタグを指定しないページはすべてこれと同等になります。検索エンジンのロボットは自動的に各ページをクロールするので、あえて設定する必要はありません。
<meta name="robots" content="NOINDEX,FOLLOW">
このページをインデックスさせず、ページ内のリンクを辿らせる。
<meta name="robots" content="INDEX,NOFOLLOW">
このページをインデックスさせて、ページ内のリンクを辿らせない。
<meta name="robots" content="NOINDEX,NOFOLLOW">
このページをインデックスさせず、ページ内のリンクも辿らせない。
検索エンジンのロボットを拒絶したい場合は、このタグを設定します。
<meta name="revisit-after" content="10 days">
検索エンジンに定期的にウェブサイトを訪れるように設定するタグですが、現在の検索エンジンは、独自の周期でウェブサイトをクロールするので全く必要のないタグの一つです。